しばらくまとまった雨が降っていません。晴美ファームではぶどうの株元に多量の落葉と細断茅を敷いているので多少の水不足には耐えるのですが発芽時期には多めの水が必要なので今日は潅水しました。と言っても潅水施設がないのでエンジンポンプで用水から水をくみ上げホースで手やりです。エンジンポンプなので水量は多いのですがそれでも約１７００㎡の潅水に２時間半かかりました。そろそろ潅水施設の設置も考えていますが経費も馬鹿にならず、トンネルの場合使う頻度もそう多くないので迷っています。

今年は野菜を沢山作り過ぎたようで食べきれないものが出来ました。食べれる時期を過ぎほうれん草やダイコンは花芽ができ、芽花は全てが開花し種ができ食べれなくなりました。大きくなり過ぎた野菜や雑草で畑が草ぼうぼうになり見苦しくなったのでとりあえず不要なものを抜いてみました。軽四トラック１杯、綺麗にすればまだまだありますがとりあえず我慢ができる程度にはなりました。野菜一杯の田舎暮らしも良いですが多すぎるのも困ります。

今日は新タマネギ初収穫です。小松菜も生育旺盛でいくら間引いても減ってきません（近所にも分けてあげています）。ジャガイモも今のところいうことなし。エンドウも周りの草を取ったのでこれから追いついてくれると思います。今晩は新タマと小松菜を電子レンジでチンして野菜を腹一杯いただきました。野菜を不自由なしにいただけるのは田舎暮らしの特権です

ぶどうの作業で忙しいこの頃ですが合間をみて他の果樹も出来るだけ手を入れています。第２ファームは草刈りと１回目の防除が終わり今の生育状況はリンゴは花の終わり、他の果樹は梅が人差し指の先大から桃の直径５ｍｍ大まで様々です。今のところ好天に恵まれ順調に育っています。

今年作ったハウスには３月上旬にシャインマスカット４本、マスカサーティン８本、クイーンニーナ４本の計１６本を植えました。その後の生育状況ですが大体は順調に育ち早いものでは本葉が２～３枚開いています。しかし、問題はマスカの２本の遅れです。この２本はようやく芽が膨らんできた段階でこれから本当に生育していくのか心配です。元々マスカは芽が小さかったのですが同じように仮植してから植えたのですが生育に差が出てしまいました。何とか生育を取り戻してくれるのを祈るばかりです。

ぶどうハウス前の花桃の花が終わり、ポピーの花が咲き始めました。今まではトラクター耕耘した後、筋状に種を蒔いていたためポピーとともに雑草が繁茂しその対策に苦労していたので今年は全面に黒マルチして穴を開けてそこに種を蒔いてみました。そのため草の生えは少なくポピーも大きな株になり元気が良いようです。ピンクや赤色の花がしばらく道行く人を楽しませてくれそうです。

今日もぶどうの芽掻きを続けました。芽掻きをしていると芽の出方が品種間で大きな違いがあることに気が付きます。同じ圃場の同じ条件でも芽座から多くの芽が出る品種とほとんど出ない品種があります。シャインマスカット等は沢山出るのに対し、ピオーネ等は芽座から芽が出ることはなく前年枝の基底芽とその先の節からしかでません。理由はよく分かりませんが、ピオーネは芽座にたくさんの気根が出て樹皮が厚く取れにくいのが原因かもしれません。

今日はぶどうの主幹に殺虫愛を塗布しました。これはカイガラムシ対策で行う作業で塗った殺虫剤はスタークルです。まず、主幹の荒皮を剥ぎ、スタークルと水を１：１で混ぜたものをハケで幹にの周囲に約５０㎝幅で塗りました。塗る時期は４月下旬のぶどうの発芽時期が良いようで今年は例年カイガラムシがよく見られるピオーネとシャインマスカット等１９本を塗りました。

先週火曜日は農作業で忙しかったので今日は１週間遅れの水彩画でした。今日も午前中はぶどうのの芽掻きと落葉と茅置場の片づけを済まして岡山へ出かけました。今日の画材は牡丹。毎年この時期には描いていますがなかなかダイナミックが出ず苦労しています。来月５月と６月は農作業が忙しくなるのでたぶんしばらくは水彩画はお休みです。

今日は美作ぶどう部会の今年最初の講習会があり参加しました。ちょっと汗ばむ快晴のもと、新しくぶどう経営を始めた若手部会員のぶどう園での開催で２１人が参加しました。県の普及員から新梢の管理をはじめ説明があり部会員からも枝管理等について質問があり盛り上がりました。今年も年５～６回開催する予定で美作産の美味しいぶどう生産に向けて頑張っていきます。