2016/11/12 豊国原亥の子祭り
カテゴリー:田舎暮らし
今日は豊国原の亥の子祭りがありました。
この祭りは子供たちが各戸を回って縄のついた石で唄を唄いながら地面を搗いて回る伝統行事です。古くから旧暦の最初の亥の日の亥の刻(午後9時~11時頃)に行われた行事でやり方は地域より違うようです。豊国原では「亥の子、亥の子、亥の子の夜ーさ、餅搗いた者は四方の隅に倉建て並べ、繁盛せえ繁盛せえ」と唄いながら石を搗きます。自分が子どものころは男の子だけの行事でしたが一時期子どもの数が減り、女の子も一緒にするようになりました。
子ども達の学校のない土曜日などにお昼頃から部落中を回ります。庭を石で搗いた後、お金(昔は餅などでした。)をもらった後、栟を渡します。栟は神社でお祓いをするときに使う白い紙を女竹に差したものです。以前は白い紙だけでしたが、近頃は赤と白を合わせて、カラフルにしています。
秋祭りの神輿とこの亥の子と子ども達は何度も部落の中を歩き回ります。大勢で親御さんたちも大変です。