「ピイー、ピイー」,毎年9月下旬から夕方~夜、わが家の南にある山から賑やかな音が聞こえてきます。いいえ、「聞こえていた。」と言わなければいけません。ニホンジカの雄が繁殖期になり、雌を求めて鳴く声だそうで、ラッティングコールと言うそうです。ところが、今年は、1日聞いただけで聞こえません。美作市には昨年、獣肉処理施設「地美恵(じびえ)の郷みまさか」が完成しており、この施設のおかげで獣数が減ったのかと思い施設に行ってみました。係員の話では年間約1500頭の鹿と猪を処理し、日本一の規模だそうです。最近も毎日8~10頭が搬入されており、生息地が移動しただけではないかとの話でした。獣肉は地元では余り消費されず東京や大阪に出荷されているそうです。いずれにしても、農家にとって獣害は頭の痛い問題なので、この施設が獣害を減らす中心になることを期待しています。