今日も近くの川でたくさんのカワウが水面から出た石の上で黒い羽を広げて休んでいるの見ました。美作地域では10年ほど前まではほとんど見なかったのに最近急に増えているようです。
調べて見ると、1970年頃には全国で3000羽位まで減少したが、その後、河川の水質改善で餌となる魚が増え近年急速に増えているとのこと。1羽が1日に500gもの魚を食べるため鮎等の稚魚を放流している漁協関係者はその対策に困っていたが平成19年にやっと鳥獣保護法に基づく狩猟鳥になり駆除が出来るようになったそうです(肉も羽毛もほとんど利用価値がないため狩猟がすすむかどうか不明)。
カワウの被害は他に糞による川辺の樹木の白化枯死があり、漁業関係者だけでなく駆除は強化して欲しいものです。
なお、カワウが石の上で羽を広げるのは、羽に油分が少なく、濡れた羽を広げて乾かす必要があるらしいです。また、鵜飼いに使われるのは近縁種のウミウだそうです。