愛媛県に豊国地区自治振興協議会の視察研修に行ってきました。直売所の商品づくりも勉強になりましたが、最も驚いた?というのが宇和島市遊子(ゆす)水荷浦(みずがうら)の段畑です。
海岸から急な山の斜面を1~2mの石段が50段以上重なり畑になっているのです。下から見ると山全体が石積みのようで壮観な眺めです。明治から大正にかけてつくられたそうで昭和30年頃には地区の山はほとんど段畑になっていたそうですが今は3ha程しか残っていないそうです。雨が少ないため栽培されているのはジャガイモが主で一部に家庭用のサツマイモも栽培されているそうです。16農家の栽培ですから1農家あたり約20a。石垣部分を除いた実際に植えられているのは半分ぐらいの約10a位と考えられますが1筆1筆は小さくて等高線に沿った長い畑なので、農作業は山登りをしながらするようなもので大変だと思われます。世界農業遺産にも相当する段畑なので是非一度訪問して、農家の苦労を感じ、維持のための寄付もしてもらいたいです。