「ピイー、ピイー」,毎年9月下旬から夕方~夜、わが家の南にある山から賑やかな音が聞こえてきます。いいえ、「聞こえていた。」と言わなければいけません。ニホンジカの雄が繁殖期になり、雌を求めて鳴く声だそうで、ラッティングコールと言うそうです。ところが、今年は、1日聞いただけで聞こえません。美作市には昨年、獣肉処理施設「地美恵(じびえ)の郷みまさか」が完成しており、この施設のおかげで獣数が減ったのかと思い施設に行ってみました。係員の話では年間約1500頭の鹿と猪を処理し、日本一の規模だそうです。最近も毎日8~10頭が搬入されており、生息地が移動しただけではないかとの話でした。獣肉は地元では余り消費されず東京や大阪に出荷されているそうです。いずれにしても、農家にとって獣害は頭の痛い問題なので、この施設が獣害を減らす中心になることを期待しています。
2014/09/24 山梨の観光農業はすごい「!
今日は、特に書くことがないので先週18日に行った山梨のぶどう栽培について書きます。行ったのは、甲州市、山梨市、笛吹市でレンタカーで走り回りましたが、農地は全てと言っていいくらいぶどう、桃等の果樹園でした。作業をしていた農家に聞いたところ、平均栽培面積は70a位で多くの農家が観光農業をしながらJAにも出荷しているそうです。栽培方法は果実を着ける枝を自由に大きく伸ばす長梢で、岡山のような短梢のトンネル被覆はありませんでした。観光農業では大きめの房の方が人気があり、ピオーネでも800gを目標にして着果数も多くしているので、岡山のような栽培方法では黒く色がつかないとのことでした。栽培方法が違いすぎて余り参考にはなりませんでしたが、作業場や駐車スペースをぶどう棚で覆っていることは、作業性と園環境の向上に役立っているようで「晴美ファーム」でも取り入れたいと思いました。ぶどう棚を高く設置しその下に観光客の駐車場と飲食コーナーを設けている姿は圧巻でした。
今日は、カラッと晴れ渡った気持ちのよい1日でした。車で近くを走り回ってみると稲刈りが半分くらい終わり黒大豆が大きく育った田んぼの向こうに那岐山がクッキリと横たわりのどかな田舎風景が広がっていました。私はこの那岐山をバックにした風景が大好きで趣味の水彩画の画材しています。10月になると黒大豆枝豆の収穫となります。黒大豆枝豆は莢の表面に茶色の汚れが出て商品価値を下げることが多いのでほ場全体を白い寒冷紗で覆いアブラムシによるウイルス媒介を防ぐ取り組みが広がりつつあります。収穫したての味は最高で「晴美ファーム」では何とかこの味を提供できる方法を考えて行きたいと考えています。枝豆収穫体験なんかが出来ればいいんですが‥‥。