今日で８月も終わり、９月はぶどうの収穫も最盛期になり忙しくなります。
ぶどうの収穫出荷で忙しくなると農園の管理が出来なくなるのでその前にやらなければいけないことが幾つかあります。その一つが草刈り。今日も出荷が１１時前に終わったので引き続いて草刈りをしました。しかし、昼間の草刈りは地獄です。汗でずぶ濡れになりながら夕方まで刈りました。園内は草を生やかしていた方が土の乾燥防止になるので園の周囲だけを刈りましたが全部を終えるまでは３～４日はかかりそうでです。熱中症にならないように十分水分をとりながら頑張ります。

花いっぱい運動で豊国原五十嵐会が配っているひまわりの種は我が家がパソコンで注文しています。以前、役員だったので、そのつながりから、毎年、「タキイ種苗」へ注文させていただいています。注文したときのことを覚えているのですが、ここ数年は「F１サンリッチオレンジひまわり」という種だったとおもいますが、この種では、次の年用の種が採れないのです。母がインコのピーちゃんのために種を採っていたのに、まったく、実は入っていませんでした。今の写真でも種ができているのに！！です。各家がひまわりの種を頂いて、それから、蒔いたので、一緒の大きさになっています。あちこちに咲いています。

ぶどうピオーネの被害は少なくなったもののまだ止まりません。毎日２～３房掛け袋を破って数粒食べており累計で５０房程やられました。夜間に被害が多いのでコウモリかと思い色々対策をしてきましたが昼間にも幾らか被害があったことから友人からテンかイタチではないかとの情報を貰いました。テン等の小動物なら房全体を食べてしまうのではないかと思いましたが昼の被害発生を考えると小動物の可能性もあります。そこでテンやイタチの天敵はオオカミでその鳴き声が効果あるとのことなので遠吠えを録音し園内で一日数回流しています。ピオーネの収穫は９月後半になるので被害が続くようだと大きな損害になります。

美作市の天気は８月９日頃から２０日頃までずっと雨が続き、日照時間もかなり短かったと思うのですが、こんな天気で秋の実りはもたらされるでしょうか？米や栗、作州黒、小豆などを見て回りました。晩生の米がこうべを垂れていましたが、実の入りはどうかなぁというところです。作州黒は非常に背丈が高くなり、よく生育している感じでしたが、もぐってみると豆のさやがどこにも見えないので、あれっと思ってしまいました。隣の畑の小豆の中にも潜ってみましたが、今もう一度花が咲いてところでした。どうなるか心配です。

今日はぶどうの今年最後？の防除をしました。８月１０日過ぎから雨の日が続いたためぶどうの葉にべと病等の病気が発生して病兆激しい葉には枯れ始めたものも見えて来たからです。防除を高温時にすると葉に薬害がでる恐れがあるとのことなので午後４時過ぎから始めましたが、雨カッパを着ての作業なので薬液と汗でズブ濡れなってしまいました。今回の防除でぶどうの葉が長く精気を保ち綺麗に紅葉してくれれば枝が充実し樹に養分を蓄えて来年度の成育に良い影響がでてきれるでしょう。

先日、アナグマに食べられたと思った梨とリンゴですが、大切な果物を取ったのはカラスでした。先日はアナグマ仕様の網の張り方で罠も仕掛けて帰りましたが、全く何もかかってないばかりでなく、また十数個、落とされていました。写真は明日載せますが、２日にわたって、網をきちんと張りました。また、桃に使った１０m×１０mの白い網の出番です。順番に「杏」「桃」「ブドウキャンベル」「梨」と白い網を張っていく予定だったのですが、ついつい、横着をして、「今日はもう遅いから止めよう。」と網かけが遅れたせいで、梨などを取られてしまいました。上手に白い網が張れたのでもうカラスは来ないと思います。

とうとう岡山県も２７日からコロナの緊急事態宣言の対象になります。田舎の美作市でもここ数日１～２名の新規感染者が出ており気をつけなければいけません。
そんな中、晴美ファームでは例年と変わらず今は毎日朝６時頃からピオーネを収穫し、午前中は注文者への送りや直売所への出荷をしています。そして、昼食後はぶどうのわき芽取り、鳥獣害対策、潅水、草刈り等の仕事があり暗くなるまで外で動いています。コロナの農業への影響は大きくはないと思っていましたが宣言で人の動きが減ると直売所でのぶどうの売れ行きに影響しないか心配です。

昨日、計画していた研修会を開催しました。新型コロナの拡大のため開催も危ぶまれましたが、どうしても皆さんと話し合いたいこともあったので、今回の開催になりました。今回２名の方が農園を開放して下さり、植えているブドウの説明や栽培において気をつけていることを説明してくださいました。お二人の方とも、農園は整備され、ぶどう栽培技術も素晴らしくよいブドウが実っていました。特に我が家が今年うまくいってないのは粒間引きだということが、お二人の方のブドウを見てとてもよく分かりました。来年こそはしっかり粒間引きをするぞ、と決意をして帰りました。今回の参加は１４名でした。

第２ファームにしばらく行ってなかったら、梨やりんごがえらいことになっていました。何者かが梨豊水はなんと３０個、豊香は４個、りんごは４個を袋を落として食べていました。食べ方がきれいで皮や芯を残してきれいに食べており、例の“アナグマ”ではないかと思いました。もう、あきれて、どうでもいいか、とも思いましたが、一番たくさん取られた豊水の木だけネットを張り、ワナを仕掛けて帰ってきました。

長く日照りが続いた頃にブドウ仕事の合間に（というか、何とか時間を作って）蒔いたコスモスの畑です。ハウス前を綺麗にしようと思って、トラクターで耕して種を蒔いたものの、ちっとも発芽しないので、ハウスの中に水やりしたついでに溝に水を引いて、土を湿らせたりしました。ところが今度は長雨。草がぼうぼうと伸びてしまって、コスモスがどこに生えているのかも分からない状態になりました。雨が止んだときにやっと半分草を抜きました。