俳句でいう季語で、「すすき」は秋です。本当はもっと早くに気がつけばいいのでしょうが、１１月つまり冬になって初めて「茅も穂がいっぱい出とるがな。」と思った今日でした。実はいろいろ落ち着いて来てほっとしたところです。すすきは「幽霊の正体見たり、枯れ尾花」というような言葉もありますが、今日は今の心境に合う俳句を一句「夕すすき すきまばかりを 埋めはじむー豊田都峰」。かってに引用してすみません。いい俳句です。しかし、しみじみしてはいられません。また、この茅を刈る大仕事があるのです。

最後と言っても、オリエンタルスターがまだそのままありますが、瀬戸ジャイアンツ、シャインマスカットはいよいよ無くなりました。しかし、蒲萄は長く置いていたら、甘さがなくなったようで、あまり美味しくないです。これは困った。持って行ってもだめかもしれません。まあ柿は今一番美味しいです。やはり季節にあった旬の食べ物がよいということですね。

近所に鈴なりに実のついた柿木を見つけました。既に幾つかは収穫したとのことですがそれでも写真のとおり樹が可哀相なくらい沢山の実がついています。このあたりの人は柿を好んでは食べないのでいずれは落果したり鳥の餌になります。もったいない。
晴美ファームのトンネル栽培の被覆農ポリもオリエンタルスターを除いて取り外しが終わりました。ぶどうの葉の紅葉も進みシャインマスカットと瀬戸ジャイアンツの葉は綺麗に黄色くなり落葉がすすんでいます。

昨日の霜で第３ファームの桃の葉が一気に落ちました。先日までは青々としていたのに植物は正直なものです。
今日は、剪定枝を集積する場所を作るために第３ファームの空き畑の刈草焼きをしました。広い空き地ができたのでこれから始める果樹や庭木の剪定枝をここに持ち込み、乾燥させて春に焼却します。焼却はよくないことかもしれませんが、農家をしていると止むをえません。

今日は霜が降っていました。霜がくると柿も柔らかくなってしまうので、急いで採って出荷しました。農ポリ取りの合間にするので何が何だか分からない状態にはなりますが、せっかく粒間引きして大きな柿がついているので、出荷してみました。美作の彩菜にはあまりに多くの柿がでているので、大阪の方へも送りましたが、一緒に箱入れしていた彩菜茶屋の出荷仲間の方から「ええ柿じゃなあ。」「もっと、高こうせにやあ」と言われながら、ワイワイ出しました。仲間は良いものです。

今日は２日目の農ポリ取りでした。第３ファームには冬のブドウ“オリエンタルスター”が残っているので、その部分だけ農ポリを残しました。しかし、農ポリ取りもなかなか簡単には行きません。朝一番から、夕方までの作業です。（途中でいろいろな用事が入るのですが）朝はブドウの葉が乾いてパリパリになるまでの時間を使って、クマデを使って落ちている葉を全部集めて拾います。それから、昼ごろはひたすら、農ポリを留めているクリップを外します。高いので、背中が痛くなります。夕方ごろ、すべてのひもも取り、やっと農ポリを引きます。

今日は愛子民謡教室の助っ人に頼まれて、尺八を吹きに行きました。最近、地区の自治会のことや、ぶどう部会のこと、自分の畑の仕事が進まないことの焦りで、尺八の練習がほとんどできずにいました。なので、どうしたものかと夕べから、ぼちぼちと楽譜を広げて吹いてみました。本当は邦楽を頑張りたいのですが、なににしても吹いてみて、練習してなんぼの世界ですから、とにかく、参加することに意義があるということで、昨日から今日にかけて練習と本番を頑張りました。一通り演奏したあと、お客さんから尺八や三味線の単独の音色を聞きたいと言うことで、リクエストをもらいました。初めてのことなので、嬉しいかぎりでした。

早く農ポリを取らなくてはと思っていましたが、園の中や外の草刈りをしていて遅くなっていた第１ファームの農ポリ取りをしました。クリップを取って、ひもをほどき、針金にくっついている農ポリを剥がし、農ポリを引っ張ってぬきます。取ってみたら今年はかなり汚れていました。雨がかなり汚れているのでしょうか。

第２ファームに植えているりんごですが、青い王林は採ってしまいましたが、紅玉はかけていた袋をとって、色づいてくれることを期待していました。今日、夕方行ってみると、赤くなっているではありませんか。長野県で育っていたりんごのように、形のいい、きれいなものではありませんが、先日よりは断然赤くなっていると思います。

しかし、それからみかん園にまわってみましたが、みかんはダメでした。少ししかなっていなくて、それが、ゴツゴツで緑色でした。世話ができていないことが現れています。草ボウボウでひっつきもちがズボンにいっぱいつきました。手がまわっていないことがバレバレですね。

今日で第２ファームの草刈りが終わり、一応第１から第３ファームの全てを終了しました。第２ファームは桃収穫後長く放ったらかしにしていたので園周りの法面だけでなく園内も草がボウボウで刈るのも大変でした。刈った草はそのままにしておくと新しく生えてくる草を刈るときにじゃまになるので、良く乾かしてから園外に持ち出し焼却します。