今年のシャインマスカットは先端が二つに分かれていたり、粒と粒の間が極端に広かったりして良い房がほとんどありません。なんとか考えて、先端を切って整えてみましたが、形になりません。来年に向けて対策を考えなくてはいけないのですが今のところさっぱり分からず心がいやになっています。元気のもとを探さねば。

今日はピオーネの色つきを良くするためにジベレリン（成長ホルモン）の処理方法を変えてやってみました。ぶどうは種なしにするために花の満開時と果実を太らすため満開１０日後の２回成長ホルモンの処理をします。しかし、この方法ではピオーネはなかなか本来の黒色に着色してくれません。原因は樹につける房数が多すぎることや房が大き過ぎることなどと言われていますが、着色時期に気温が高いこと特に夜間の気温が下がらず昼夜の温度差が小さいことが影響していると言われています。晴美ファームでも昨年は着色が悪く商品にならないピオーネがたくさんありました。そこで今年は着色改善に向けて成長ホルモンの処理濃度を変えた区を設けて比較してみることにしました。どれかの区が良く色つけばいいのですが差がないようであればピオーネは他の品種に改植しなければいけません。

細い道が豊国原には多く、いままでも対向車がすれ違う際に困ることがありました。ところが最近はさらに車の通行量が増え、スピードを出す車もあったりするので、自治会の役員で注意喚起の看板をつけました。少しでも速度を落として安全に気をつけて走りたいものです。

昼前から瀬戸ジャイアンツの仕上げ誘引にかかりましたが、数日空けただけなのに葉がびっしりと茂っており、どうにも前に進めません。本当に瀬戸は手がかかります。ビニールに当たるとポキッと簡単に折れるし、伸び過ぎて収まりがつかないし農家泣かせです。一生懸命、休憩もそう取らずに枝を切り、茎を曲げテープで固定して、晩まで（日が暮れるまで）かかりました。トラックが切り取った葉や茎で山盛りになりました。驚く量です。

昔からあるお茶の木が一年でこの時だけ必要になります。小学校の３年生が毎年お茶の学習をするので、我が家のお茶の葉を使ってもらいます。今日の夕方、学校の３年生の担任の先生が来てくださって一緒に摘みました。明日ホットプレートでお茶作りをして、急須で飲みます。

もう少ししたら田植えの時期になります。御田植え祭りのようで賑やかで良いのですが、困ったことは排水の水が増え、田んぼにたっぷり水が入ることで、ぶどう園に多量の水が入ることです。水が入って来ると溝を掘って水を逃がさないといけないので、草を刈って水の動きが良く見えるようにしておく必要があります。そこで乗用草刈り機で草刈りをしました。まだ草刈りをする余裕はないのですが、仕事は湧いてきます。

オールブラックとシャインマスカット、サニードルチェの苗木を今年植えました。シャインマスカットは何時まで待っても芽が出て来ず、こりゃあダメかなあと思っていたところ、やっと４月下旬ごろに芽が出て他の苗木と同じように伸びてきました。これからまた木を育てるのかと思うと今は大変だと思ってしまいます。ははは。

葉が混み合っていると病気になったり、光合成がしにくかったりするので、毎日のように、誘引や枝減らしをしています。今年は瀬戸ジャイアンツの花穂の形が去年より良く、嬉しくなっています。３から４節めに出た花芽がよかったのではと思います。しかし、この後例年のように何があるか分からないので油断は禁物です。

今、旬のそら豆をいただきました。そら豆はスナックエンドウよりだいぶ大きく、莢がかたくて丈夫です。そのため、莢を破り、実を出して、さらに、実の周りの薄皮も取って塩水で茹でました。すごく美味しくて、甘みがあってほっくりして最高です。混ぜご飯に茹でたそら豆をのせました。豆がいっぱいでしょう。

例年より開花が早く、数日前からハウスのシャインが咲き始めました。花穂の整形がなんとか間に合って、昨日からジベ処理を始めました。昨日のシャインは４０房ほど、今日のサニードルチェはもっとたくさんの房でできました。房の先端までほぼ全部の花が開かないと、すべて種なしにならないので、満開が確認できたらジベをするということです。開花の早い房や遅い房があるので、一度にかたっ端から出来ません。手間のいる仕事です。他の種類はまだ誘引、整形中です。