なぜつるやわき芽を取るかというと、養分を実を太らせることだけに使いたいからです。つるやわき芽がそのまま育っているとどんどんそれに養分がいってしまいます。わき芽はどんどん伸びていってもう一度実をつけたりします。そうなると1枝に1つしか着けないブドウを大きくするために大きな損失になります。それから、これらを放っておくとたちまちジャングルのようなブドウ棚になり、実は見えなくなり、葉は重なって太陽が当たらなくなり、ブドウ栽培の危機になります。ということで、1本1本、一節一節、確認していかないと見落としがたくさん起こります。しばらくその品種を見に行けずにしばらくぶりに行くと「えっ、びっくり。」というぐらいわき芽が伸びて、鬱蒼となってしまいます。誘引の仕事が多量にあって、出来ないので、また助っ人が来てくれるのを待っています。