ピオーネの横に駐車場の屋根として植えているキャンベルアーリーが実ってきました。先日は６人の方にお分けして食べたり、ジュースを作って頂きました。そばを通るたびに良いにおいがするので、今日は採ってしまおうと考え、１０人分と我が家用にしました。皮が硬く、種もあるのでよくないですが、ジュースにすればなんとか美味しく飲めます。

今日は草刈りを午前中で済ませ、午後は姫路市立美術館に野田弘志展を観に行ってきました。野田弘志は日本のリアリズム絵画を代表する画家の一人です。鑑賞してまず感じたのは現実以上にリアルであることです。単に対象を細かく描くだけでなく絵から何か訴えてくるものがあります。自分が特に衝撃を受けたのは裸婦で、美しさもさることながら絵から息づかいすら感じさせられました。

ポピーが咲いた後、一面に雑草が生えていたハウス前の花壇ですがここにきて、急にコスモス園になっています。それはどうしてかというと１ヶ月ほど前に除草剤をして放っておいたところ、コスモスだけが芽吹いて、他の雑草は干ばつのためにほとんど生えて来ませんでした。昨日から水やりを頑張ったら、急に生き生きとコスモスが伸び出し（伸び出したように見え）緑のコスモス園になりました。水やりは昨日、トラックに５００L入りのタンクを載せて６杯分を水路から通って、コスモスにやりました。今日は太いホースでどっ、どっとコスモス園に水を入れ、ハウスの中のブドウの根にも届くことを目的にしました。

昨日の日曜日は豊国原五十嵐会が主催の環境整備でした。この時期に草刈りとゴミ拾い・缶拾いなどをするのはお盆にふるさとに帰ってくる皆さんに気持ち良く過ごしてもらうためです。梶並川の土手には桜があり、その周りをきれいに刈ることと、ゴミ袋を持って県道や市道などのほとりをきれいにしてくださることです。私は草刈りの方に参加しましたが、パートナーがクリーン作戦の方と話ができたよ、と言っていました。五十嵐会の役員より少し年の大きい方々で、「家におっても、何にもせんのんじゃけん、少しでも役に立つようならと思って出て来た。」と言われていたということです。それからすぐ、その方のお仲間が「遅くなった。」と合流されたそうです。自主参加ですが、このような方々がおられるから、奉仕作業も続いていきます。

農村では景観を守るための決まり事があります。例えば、少し傾斜のある地域の水田では、下の畦はその人が刈り、上の畦は上の水田の所有者が刈る。農道や水路の畦は近い水田の所有者が刈る等々。この約束ごとは農地が売買され転用されても同じでホームセンターが立地すればホームセンターが管理するようになっています。しかし、中にはこの約束事が守られないこともあります。所有者が約束事を知らないのが多くの理由でしょうが放置された畦はクズなどが生い茂り近よりがたくなっているところもあります。こういう所から地域の景観が悪くなっていくことはなんとしても避けなければいけません。

今朝早く久しぶりの雨が降りました。しかし、乾ききった土にはたいして影響なく昼までには表面が白く乾いてきます。晴美ファームの貯水槽もとうとう空になってしまいました。そこで今日は近くの農業用水路までホースを敷き、エンジンポンプで水を確保しました。これでしばらくは潅水を続けることができますが、用水確保ができないキューフルーツ園は軽四トラックにタンクを積んで水を運ぶしかありません。大水で大変なことになっている所がありますがやはり水は大切です。

きのうは水彩画の日でした。昼前の時間ぎりぎりまでブドウの枝切りをしてから岡山へ行きました。しかし、絵を描き出しても、気はそぞろ、少しも集中できず、（雨、降ったかなあ、ちゃんと降ったかなあ。）気になって、気になって。途中で抜けて、家に電話をかけてみたら、「降ってない。」とのこと。もう、落ち着いて描くことができず、絵の先生にわけを言って､帰らせてもらうことにしました。そんな、こんなでできた昨日の絵ですがなんか、これも一風変わっていて、（いいかも）という絵になりました。

昨日から災害が発生するぐらいな雨が降っているところがあり、大変心配なことです。ぜいたくを言ってはいけませんが、我が家はまとまった雨が降らなくて悩んでいます。天候の不順なのには予報される機関も困っていることでしょう。今日はぶどうの木の間に排水路をせき止めて、水をためることによって潅水をしました。となりの畑も畝間潅水をしていたので、それが終わってからの潅水になりました。今現在も水を入れているので、ヘッドライトをつけて見に行ってきます。

晴美ファーム第３のピオーネが被害にあって、わなを仕掛けたり、ぶどうへの動線を遮断することを考えたりしていましたが、第１ファームのピオーネも何者かに食べられていました。発見したときには２房のぶどうが一粒も残さず食べられていて、なんじゃあ！！と思わず声が出ました。よく見ると、袋を破られて何粒か食べられているのが、３房ほど。（見て回る時間もおしいのでわかりませんが。）夕方の短い時間で対策をしなければ、今晩もやられてしまうので、さっそく２人で百均に行ったり、物置きを探したりして対策をしました。生き物が下からぶどうを取りに登ってくるのを止めるようにしかけを作りました。どんなもんでしょう。

晴美ファームのぶどうの中の赤系４品種の現状です。サニードルチェは大分着色しました。クイーンニーナと赤嶺は着色初め。コトピーはこれからと言ったところです。コトピーには毎年悩まされます。