美作市原のほのぼのハウス農場主催で、「天空の菜の花畑に舞い降りる」ということで、世界最古の舞台芸術「能」が開催されました。知人から紹介されたのと、美作市のケーブルテレビ「みまちゃんネル」の紹介を見て、これは行ってみたいと思い、今日の参加となりました。本当に行ってよかった!とこれほど思ったことはありません。「能」を観るのは初めてでしたが、今日の方、喜多流高林一派の皆さんの舞台に引き込まれてしまいました。初心者の私達のために能とはどんなものか教えてくださいました。面をつけて舞うが、表現方法は限られ、マイナスのスタートの中で、立ち居振る舞いなど練習を重ねて、細かい点で表現をするそうです。またお囃子に鼓や太鼓や笛を使っておられたのですが、その説明にびっくりしてしまいました。なぜかという大鼓(オオツヅミ)というものがあり、高い音色が出るのですが、叩くと手がとても痛くて、1時間以上も演奏していると、もうその晩は眠れないそうです。小鼓のほうが音色が低く、大きいほうが音色が高いということも珍しく面白いものでした。最後の演目は「羽衣」というものでしたが、舞う天女役の高林さんが両手を開くと自然の風はふんわりと吹き、本当に天女が舞っているようでした。自然の中の舞台だからこその美しい舞いでした。こんな素晴らしい機会を与えて貰って嬉しいことでした。