昨日の罠にアライグマがかかっていました。アナグマよりひとまわり大きくて、目の回りが黒く、尾が特徴的な黒とグレーのしましまです。「アライクマがかかっとった。」と近所の人に言うと「うちのイチゴを無茶苦茶にしたのは、アライグマだったか。」と納得したように言葉が返ってきました。イチゴの茎までぐしゃぐしゃに踏み荒らしていたそうです。去年、我が家でのブドウ被害の様子と同じです。場所は離れていますが、我が家の家の方の丸い足形もアライグマだったかもしれません。全部の仕業を彼のせいにしていますが。

第１ファームに早くも、小動物が出ました。きれいに並べた落ち葉ときれいにまいた茅を大きく掘り起こして悪さをしているものがいます。たぶん、ミミズを掘り出して食べているのだと思いますが、例年、これに始まって、ピオーネの時期になると、赤ネズミ、アナグマ、さらにはアライグマが出て来て悲惨な被害が出ます。アライグマには電柵がよいのですが、まだだなぁという感じもあるので、とりあえず、アナグマ用の罠を置いてみようと思います。夜の間にどのくらいの生き物が歩き回っているのか、どう付き合うか考えなければなりません。

１４種類のブドウには葉っぱひとつとっても大きいもの小さめのもの様々のものがあります。シャインマスカットはここ数年、芽が出たころの時期はうすい黄緑の色です。今日の午後は強力お助け人にBKシードレスからシャインマスカットへかけて、つる切りをしてもらいました。BKは濃いみどりで、シャインはうすい黄緑、どちらもつるは同じようにのびていますが、どうもシャインはあっち向きこっち向きです。つる切り、房きり、わき芽きりにお助け人が参戦してくれるようになったので、ブドウ仕事いよいよ本番です。

２日ほど雨が続いて、今朝は大風。か弱いぶどうはポトンと落ちています。ピオーネ、２本、オーロラブラック２本。瀬戸ジャイアンツは全体的にひなぁっとなって、しおれていました。昨日の夕方誘引したものでひなぁっとしおれたものはシャイン４本、赤嶺３本。なんとまあ、元気がイマイチなブドウ達です。全体的にしおれていた瀬戸ジャイアンツは夕方にまあまあ直っていましたが、急に日差しにやられたかなぁと思います。今はズラーッと同じ葉が並んでいて、風にパタパタと同じように揺れています。しかし、一部はビニール近くまで伸びており、恐ろしい誘引の時期が近づいています。

ハウスの中の誘引をしていますが、これほど雨がずっと降ると元気がでません。とても元気そうで、前向きに巣作りに取り組んでいるのはツバメたちです。４月頃には我が家の車庫に巣が作りたくて、一瞬戸が開いていると“つがい”のツバメが揃って車庫に突入していましたが、最近は来ないのでどうしたのかと思っていました。今日の雨の中で、屋根のひさしにヒューと飛び込んでくるツバメがいるので、行ってみると、なんと、ヒナの声がするではありませんか。我が家の車庫は諦めて、ひさしに家を決め、さっさと子育てを始め、餌運びにせいを出していました。私もやりにくい誘引を頑張らねば。

毎日一日中、芽かき、摘房、誘引のためぶどうを端から端まで見たり作業したりしています。どんどん伸びていくブドウの枝ですが、本当に困るのは、芽の出方が非常に良くないことや房がいっこも付いてなかったり、良い房がいっこもなかったりすることです。ブドウ作業が始まったら、嬉しかったのは最初だけで、どんどんしんどくなっています。この写真で房を摘んでいる品種はピオーネですが、ものすごく多くの房が出て来ます。その中で、先のよい房で、誘引のときの捻枝のじゃまにならないものを残して切り取ります。最終は１房だけにしますが、まだ絞りきれません。

我が家の畑の今の様子です。カボチャの苗を３本もらったので、植えたらこのように育ったそうです。なんだか左から右へだんだんだんと大きくなっています。これには実は訳があり、母の計画ではカボチャは２本植える予定で、２番目、３番目の苗床には鶏糞と肥料を入れて準備をしていたそうです。ところが、苗が３本きたので、慌ててとなりに植えたそうです。最初は全く変わりなく育っていたのに、現在はこの状態です。２，３番目の差は理由が分かりませんが。向こうにはジャガイモ“北あかり”が大きくなっています。ジャーマンアイリスも見頃です。

岡山美作豊国原にお料理のお店ができました！今日はお昼ご飯をキッチン“あおいろ”で頂きました。なんとお昼の１２時２０分まで農園で仕事をしていて、１２時半の予約に滑り込み！！近くに出来たからこそです。また、それで、本格料理‼それでいてリーズナブル！！まず、インスタ映えのオムハヤシライスに「おお。」と声があがり、あなごフライにサクサクッと舌鼓を打ち、鳥の山賊焼きも美味しいのなんの。満足、満足と思っていたら、びっくりの出来事がありました！！内緒にしておくので、是非是非おいで下さって、皆様、ご体験ください。

ちまたは連休になっていますが、なかなか休みにならない仕事もありますね。私たちぶどう農家もみんな忙しい日々に入っています。今日は連休の定番行事、ぶどうの剪定枝や冬場にいろいろ剪定した木の焼却でした。本当は野焼きはいけないのですが、これだけの量になると方法が限られてきます。よい方法を考えていかなければいけません。朝のうちは芽かぎでしたから、暑くなってからの作業で、身体に熱さが直撃して、短い時間でしたが、もうもうできん！！というくらいにダウンしてしまいました。年とともにかなわんことが増えてきます。

ぶどうの新梢も順調に伸び、これから２ヶ月がぶどう栽培で一番忙しい時期になります。この期間中は趣味も控えざるを得ません。そこで今日は仕事を午前中で切り上げ水彩画を習いに岡山市に出て来ました。今日の画材はバラです。次はぶどうの袋掛けの目途がつく７月上旬です。