今年のぶどうも終盤戦に入って来ました。夏から秋にかけての異常な暑さ等いろいろありましたが全体ではまあ良い出来だったと思います。しいて課題を挙げれば、小ハウスのシャインに硬い粒が混じり糖度が上がらなかったこと、オーロラブラックの若木の実の着色が悪かった事ぐらいでした。他に今年も涼香の玉太りが悪く商品にできなかったのも問題でした。こうした問題をこれからどう解決していくか？それもぶどう栽培の苦労で有り楽しみでもあります。

お待たせしました晴美ファームのメイン品種瀬戸ジャイアンツの箱詰め販売を始めました。糖度と味が乗るまで待っていた自慢のプリプリプリ瀬戸ジャイアンツです。価格は４ｋｇ箱５房入りが４２００円、２ｋｇ箱３房入りが２８００円（他に送料実費）とお手頃です。果皮が薄く皮なり食べれてジューシーな瀬戸を是非食べてみてください。

ここ１ヶ月間ぶどうの出荷が忙しく趣味の尺八と水彩画からほとんどご無沙汰していました。今日は少し余裕ができたので久しぶりに尺八を吹いてみました。窓を開けて月を見ながら（残念月は出ていませんでした）簡単な曲を吹いてみました。上手とは言えませんが風流？があって（近所からは迷惑？）いいものです。ぶどうの出荷が終わればたっぷり時間がとれるので尺八三昧といくつもりです。

晴美ファームでは柑橘類も自家用中心に数本植えています。しかし、今年初めの異常な寒波で枝のほとんどが枯れ瀕死の状態になってしまいました。そんな中でぶどうハウスの片隅に植えていた晩柑類のシラヌイは生き抜き今も元気に育っています。シラヌイは寒さに弱い品種ですがハウス内で温度管理をしていたのが理由だと思います。今は数個の果実が大きく育っており来年１から２月に美味く収穫出来れば良いです。シラヌイの甘さと香りは最高ですから‥

交通事故発生です。なんと昨晩我が家の軽四乗用車が接触事故を起こしました。車の前に突然飛び出してきたのは大きな角の生えた雄鹿。急ブレーキも間に合わず衝突です。鹿の方は大丈夫だったのかその場を立ち去りましたが問題は車の方でフロントから右サイドにかけて大破してしまいました。何とか動いたのでその夜は家まで運転して帰りましたが今日自動車修理工場に持ち込んでビックリ、がっくり。なんと修理の見積もりが８０万円以上にもなりました。修理すべきか買い換えるべきか？それが問題です。

今年は瀬戸ジャイアンツは今までと比べて甘く美味しいです。先月の２５日頃から収穫を始めた瀬戸ですが今年は粒が大きくプリプリなので味がどうなるか心配でしたが１０月に入り甘さものり美味しくなってきました。長年瀬戸本来の美味しさが十分に出ず、販売単価も低いので困っていましたが今年は違うようです。シャインのただ甘さが強いのと違い、瀬戸は果皮が柔らかく甘さは劣るものの適度な渋みとのバランスが良くジューシーです。自分は完熟した瀬戸の美味しさはシャインを越えると思っています。

毎日のぶどうの収獲、箱詰め、出荷作業は朝６時から午後６時３０分頃で終わります。しかし、作業はそれだけでは終わりません。夕食後は当日の販売実績のとりまとめ、翌日の出荷箱つくり、翌日の収穫出荷計画作り、それにブログいろいろあります。パートナーと分担してなんとかこなしていますが大抵１１時を過ぎてしまいます。チョットきついです。夜なべの仕事をしているとかなり涼しくなりクロちゃんもお気に入りの座布団で丸くなっています。

今日は美作ぶどう部会のぶどう栽培講習会があり参加しました。今回は農業普及センターの担当職員の他に土壌調査をしていただいた会社の担当者の出席もあり多くの部会員の参加がありました。講習内容は収穫後のぶどう園の管理と土づくりで、部会員から多くの質問が出され盛況なかいになりました。美作ぶどう部会は会員数２８人の小さな部会ですが、これからも相互に刺激し会いながら栽培技術を高め美味いぶどう作りをしていきたいです。

疲れ～ましたｱｱｱｱ。この一ヶ月間毎日毎日ぶどうの収穫と出荷。夕食だけは普通の食べ方ができますが、朝は収穫後に卵かけご飯を流し込み、昼は仕事が一段落した午後２時前後。毎日６時間の睡眠は取ろうとしていますがなかなか‥。こんな生活はまだ１週間は続きそうで７０才近くなった老体にはきついです。いい加減に、ぶどう園を誰かに引き継いでもらい余生？をゆっくり楽しみたいのですが‥。

朝晩が少しずつ涼しくなり遅れていた赤系ぶどう赤嶺が全体的に色づき始めました。生育が強く葉が過繁茂になり房に光がほとんど当たっていなかったのが色がつかなかった原因だと思います。９月の下中旬に房の周りの葉を切り取り房に光が当たるようにしてから少しずつ色づき始め１０月になり何とか赤くなてきたという感じです。他の赤系品種はだいぶん収穫が終わってきたのでこれからは赤嶺が３色ｾｯﾄをうめてくれます。