今朝、起きてすぐ外を見ると３月下旬だというのに雪が降り、薄らと白くなっていました。しかし、風が吹いていなかったので予定どおり６時過ぎから雪の中ぶどうのトンネルに農ポリ張りを始めました。作業をしていると積もった雪が身体の上に落ち体じゅうが雪だらけになり手袋した手も濡れてかじかみ最悪の条件でしたが続けました。まあ、見た人はこんな中よく仕事をするなあとあきれたことだと思います。
堤防で満開の河津桜も寒さで震えあがっているようでした。

昨日は水彩画の日でもありました。早朝から１１時までぶどうのトンネルの農ポリを張った後、岡山市に出かけました。今日の画材は八重椿です。花自体が色彩の変化が少なく単調な絵になりがちなので配置を変えてバックに石膏でできた版を置いてみました。絵の主題がはっきりしなくなりましたがこれも勉強です。

去年の日記を見たら、３月の１４日から農ポリ張りをした、と書いていたので、（これは、せんといかん！）と今日から始めました。１年ぶりにする作業というのは、かなり注意していても何かがなかったり、忘れていたりするものですが、今日もやはり失敗が有りました。それは、去年まで使っていた、農ポリをトンネルの上に押し上げる棒がなんと折れていたのです。びっくりしました。急いで、家に帰って、鉄の棒を竹に替えて農ポリを張りました。なんとかなりました。予定より１本少ない仕上がりになりましたが。

毎日、皮むきばかりで、お知らせがないので、晴美ファームの全景を入れて、桜の写真を撮りました。今日は花見のお客さんが自分が見ただけでも、３組は来られていたので、今が一番見頃かなと思います。我が農園がよい位置に入って、なかなかいい感じに写ったので、ブドウ箱のパンフレットデザインに使えるか、と思ったりしました。

今年はやりかけたものは途中止めにしない！という信念のもと（いつもはそんなことは無いのですが）、まだぶどうの皮むきを続けています。ピオーネは特にカイガラムシにやられるので、皮むきをしようと思っています。ずっと、我が家の強力助っ人と２人で頑張っていましたが、パートナーも参戦して、競争のようにして、黙って専念しました。

昨年の大寒波でそれまで植えていたみかんの幼木が枯れてしまいました。その後、芽が出るかもしれんと思って、様子を見ていましたが、わずかに小さな緑の葉が数枚出ただけで、だめになりました。懲りずにまた、みかんの苗を岡山農園から買って来て、今日、植え付けました。細心の注意をして植えたつもりですが・・（この後、山から、茅も集めて来て、寒さ防止のためぬくぬくと株もとに置いてやりました。）上手く育ちますように。

河津桜がまわりを桃色に染めて、土手の上部２・３メートルぐらいが帯びのように色がついています。近所の人がつぎつぎに「花見がしたい。」と言っているので、「葉がでてきよるから、はよう行ったほうがええで。」と言ってみました。河津桜、満開。と言いたいところですが、もう少し、蕾も多いかな、というくらいです。満開は２０日と予想していたのですが、この桃色がどこまで保つかまたお知らせします。

晴美ファーム第３ファームの北側の土手につくしが出ていました。発見したのは今年初です。ぶどう園にスギナが増えるのは全く腹立たしいかぎりですが、つくしはやはりかわいいものです。前には、つくし採りにアパートの親子づれの方やおとしの方などが来られていたものですが、最近は見られません。（近くが工事中ということもあってかもしれません。）この鉄道は姫新線ですが、この前、撮り鉄に来られていた方がありました。車のナンバーは京都ナンバーでした。なんか嬉しくなりましたよ。

今年は暖冬だったのでぶどうの初期生育が早くなりすぎないかと心配していました。しかし、ようやく今日トンネル被覆栽培の剪定口から水が雫になってポタポタと落ちている（「水回り」と言います）のを確認しました（実際の水回りが始まったのは数日前だと思います）。これはぶどうの根が吸水を始めて吸った水が剪定口から出て来たのです。今日の段階ではシャインと瀬戸だけに水が回っていてピオーネはやっと幾つかの切り口が水気を帯びてきた感じです。今年のような暖冬でも水回りは去年とほぼ同じ時期になりました。

今日でようやく第一ファームのピオーネ４本の皮剥ぎが終わりました。応援があったので何とか実質７日で終わりましたがこんな調子ではあと何日かかるか分かりません。芽が出始める（毎年４月１０日過ぎ）と芽が取れるので皮剥ぎはできません。あと、１ヶ月弱ありますがその間にトンネルへの農ポリ張りもあります。まあ、皮剥ぎは数年に１度でいいので出来るだけできれば良いと考えています。