シャインマスカットは消費者から好まれていながら比較的栽培が腰囲なので全国で栽培が増えています。美作地域でもピオーネ等他の品種を植え替える生産者も多く面積は増えています。しかし、このシャインの課題は房作りです。房になる花穂の先端が2ないし3に分かれていたり花穂そのものが曲がって形のよい房をつくるのに手間が要り難しいのです。晴美ファームでは今年特に形の悪い花穂が多くて果軸が曲がり困っていました。そこで、今年は近くの友人の助言を受けて曲がりの修正をやってみました。方法は二つ。一つは穂先に鉄の重りをぶら下げること、もう一つは竹籤で花穂の軸を強制的に真っ直ぐにすることです。友人の話では2日間固定しておけば真っ直ぐに直るとのことなので期待しています。大規模にシャインを作っておればこういう手間の居ることはなかなか出来ませんがしかたありません。