今日は豊国神社の秋祭りでした。御旅所である豊国原の五座神社では、例年なら本神輿を迎える他に子供奉納相撲が行われ、子供神輿が地区内を回るのですが今年はコロナのため、相撲も子供神輿も中止となりました。それでも神事だけは参加者を限定し例年どおり行われ小学生による舞もありました。豊国原では年間２つの神社の６つの祭りが行われていますが今年はどれも神事が行われるだけとなりました。来年は自分たちが祭りの世話役になるのでコロナを乗り越えて例年どおりに行われればと願っています。

いやはや、ここ数日は家庭用シャインマスカットの粒切りをしています。実は５本あるシャインマスカットの成木のうち１本に今年はすっぱい房ができてしまいました。それは、ハウスの中の木です。露地の木はとても甘いそうです。まず、いけない木は房に縮果（しわがいったもの）がでています。隣の木のサニードルチェも縮果が多く出ました。どういうことか悩んでいます。とうとう、一昨日、普及センターに聞いてみたら、土を調べてみようということになりました。今日もハウスのシャインマスカットを５，６房採ってきて、酸っぱそうな粒をはさみで切って取りました。「これは、酸っぱそうだ。」と食べてみる。「もう、そろそろ、甘いかな。」と切って食べてみる。そうこうしていると蒲萄でお腹がいっぱいになりました。残った粒はたぶん甘いと思いますが、ぬけぬけのちいさな房になってしまいました。これが、良い蒲萄だったら、まだまだ箱が作れるのですが。

本当にありがたいことです。今日はお葉書でブドウの注文がありました。日本の中ではありますが遠い所からの注文です。今年は秋田県や岩手県にぶどうの箱が行きました。嬉しいことです。お友達からお友達へブドウの輪が広がっているようです。

現在樹に残っているぶどうはシャイン３０房、コトピー１３０房、オリエンタルスター１５０房、赤嶺・クイーンニーナ・サニードルチェわずか、そして瀬戸ジャイアンツは約６００房もあります。
瀬戸ジャイアンツは糖度が上がりにくい果実表面に汚れが出やすい品種なので今年は普及センターの指導をえて色々と研究してきました。その一つが果実袋の色です。ベージュ、緑、白の３種類の袋を使ってみたところ白袋は果実の緑が抜け黄色く色づいた房が多くありました。黄色くなると一見甘そうに見えますが糖度計で計ってみるとどの袋も同じで違いがなさそうです。これから残った瀬戸の糖度を気にしながらどうやって売っていくのか問題です。

母の弟が毎年、松の剪定に来てくれます。１０月になったので、今日来てくれました。年〃、高いところに上がるのがこわくなるそうで、今年は命綱を腰につけていました。「これっ。」と見せてくれました。それでも、高いところへも登り、松だけでなく、例年、私がしている普通の広葉樹の方も切ってくれました。ブドウで忙しいので、大感謝です。

予約して頂いていたぶどうの箱出荷もほぼ終わりに近づき出荷作業も楽になってきました。これからは毎日数箱の出荷と直売所への出荷です。
そこで今日は１ヶ月半ぶりに水彩画を習いに岡山市に出かけました。今回も長く筆を握っていなかったためか絵の才能がないためか自分でもアーアーという絵になってしまいアップするのが恥ずかしい限りです。これからは来年４月までは出来るだけズルしないで毎月２日は習いに行こうと思います。

ぶどうが少しひと段落したので、今日は冨有柿の摘果をしました。もう１ヶ月くらいしたら、収穫するのですが、柿もぶどうも最後にぐっと大きくなるので、なんとかならないかと思い、摘果をしました。今日しただけでも、肥料おけに５杯、２００個近くの柿を竹藪に捨てました。本当に切られてしまう果実はかわいそうですが、よい商品を目指すのなら摘果は大事です。有機減農薬は実践しているので、柿に限らずそれは主張できます。有機で美味しい柿を送りますね。（写真は明日、載せます。）

今日でここ数日、毎日、瀬戸ジャイアンツを直売所に出荷しています。しかし、朝、切ってきた房の内、何房かは青くて美味しくなさそうなので、横にやっています。売り物になりません。どうして、いつまでも、青いのか。本当に分かりません。お客さんが来られたときはなるべく黄色い瀬戸ジャイアンツを売るようにしています。今朝も彩菜茶屋に並べているとき、あおっぽい粒のものを持たれたので、つい、あっ、こっちの方が美味しいですよ、と言ってしまいました。明日から、しばらく、直売所に出さないで、様子をみてみます。

今日、第３ファームの南側を見ると、シャインマスカットがもう少しになったなあと思いました。数えてみると、あと８６個。なかには小さな房のものもあるので、贈答用の箱を作ることがもうほとんど出来ないようです。瀬戸ジャイアンツはたくさんあって、あと約８００房です。美味しい瀬戸ジャイアンツになるまで、もう少し、もう少しと（未だに）待っています。そのほか、赤系のブドウはいろいろな品種がいくらかずつあります。瀬戸ジャイアンツは明日から３０房ずつくらい直売所に出荷です。瀬戸ジャイアンツの食べたい方は買いに来て下さい。

ハウスの前のコスモスが綺麗に咲いています。毎日、ブドウを収穫しては箱にして、その合間には枝切り、水やりなどをして１ヶ月余りがたってしまいました。昨日は中秋の名月、空気も澄んできれいな月でした。コスモスの上を見上げると、刷毛で掃いたような巻雲が見られます。秋ですね。もう少しでブドウの箱作りが山を越えそうです。しかし、まだブドウはありますから、出荷は続きます。