昨日、3つほどのシャインマスカットの房の花が全部開き(満開)、ホルモン処理(ジベレリン処理)をしなくては、と思っていました。1回目のジベ処理は満開から3日の間に房を液体に浸けて行います。目的は無核化(種なしにする)と粒の成長促進です。永年の研究で美味しいブドウが種なしで安全に食べられるようになったという画期的なことです。今日はハウスの中のシャインとサニードルチェを一つずつチェックして満開のものだけジベ処理しました。まだ満開のものは少なく、シャインが17こ、サニードルチェが14こくらいなものでした。溶液の濃さはシャインマスカットはジベレリンが25ppm、フルメットが5ppm。サニードルチェはフルメットを薄めて2,5ppmにしてジベ処理しました。
今日は今年度、初めてのバイトさんの登場です。写真が撮れなかったのは残念ですが、ハウス内の赤嶺、サニードルチェ2本、シャインマスカットのブドウ房の整形をしてくださいました。房の整形というのは房の上から下までずらっと付いているブドウの蕾を先端3~3.5㎝だけ残してあとを切ってしまうことです。この先端がブドウになります。作業は長さが一番大事で、バイトさんたちが1本ずつ悩みながらも素早く切っていってくださいます。長いとこれからの成長で栄養分が回りきらず、先のほうが死んでしまいます。また、短いと立派な葡萄の房にならず、商品になりません。ブドウはどの房も何かしらの違いがあり、切り方も難しいです。誘引に追われている自分にはとてもできません。毎年本当にお世話になっています。
2021/05/17 クイーンニーナも誘引する
2021/05/12 1日中ブドウの仕事でした
朝5時にブドウ園に到着。前の日、10時には布団に入っていたので、快調です。午前中はピオーネの房(まだ穂の状態)の整理。第1ファームから第3ファームに移動しながら、ずっと同じことを続けました。午後は雨が降ってきたので、カッパを着て、第3ファームのシャインマスカットの誘引。(露地シャインは今年初めての誘引です。)あまりに雨が激しくなり、仕事がしにくくなったため、今度はハウスへ移動。サニードルチェ・クイーンニーナの誘引。まあ、飽きてくるのなんのって!それに、肩が痛い!!11時に休憩に入ったときには、「なんとか、してくれぃ。」と叫んだら、湿布を貼ってくれました。休憩を何度も取りましたが午後7時20分終了でした。ブドウの一日でした。