シャインマスカットは消費者から好まれていながら比較的栽培が腰囲なので全国で栽培が増えています。美作地域でもピオーネ等他の品種を植え替える生産者も多く面積は増えています。しかし、このシャインの課題は房作りです。房になる花穂の先端が2ないし3に分かれていたり花穂そのものが曲がって形のよい房をつくるのに手間が要り難しいのです。晴美ファームでは今年特に形の悪い花穂が多くて果軸が曲がり困っていました。そこで、今年は近くの友人の助言を受けて曲がりの修正をやってみました。方法は二つ。一つは穂先に鉄の重りをぶら下げること、もう一つは竹籤で花穂の軸を強制的に真っ直ぐにすることです。友人の話では2日間固定しておけば真っ直ぐに直るとのことなので期待しています。大規模にシャインを作っておればこういう手間の居ることはなかなか出来ませんがしかたありません。
2022/06/06 ぶどうにも花にも恵の雨
今日は曇りから雨に変わる天気で前日より5℃も低い最高気温です。過ごしやすい気温で身体はよいのですが、気分はもやもや。昨日から露地のシャインマスカットの房作りに取り組んでいますが、あのいつも頼りになるシャインがなんで今年はこのような房で出て来たんだい?とえらーくなるような房なのです。苦しい中、頑張っているのに、パートナーは三味線。「自分の仕事だけはしてから行けよ。」と言わんでもいいことまで言ってしまった。三味線から帰ってから、もくもくとジベ処理を5時まで頑張っておりました。まあ、人にまで当たらんようにせんといけません。
岡山美作晴美ファームのある美作市豊国原では毎年6月の最初の日曜日が田植えと決まっています。本当に昔からなので、伝統無形文化財くらいになりそうですが、今日も明日のために田の端に苗がずらっと並べてありました。これは、明日の朝、早朝5時頃(昔は4時頃)から、さっとスタートできるようにみんな同じように苗を運んでおくのです。帰ってこのブログを書こうとしていたら、コメントを発見いたしました。さっそく、先日の水田の水鳥の名前を調べてくださったのです。じつは、今日、写真を撮ったあとにこの前の水鳥を見たのです。知り合いの野鳥の会の方に問い合わせてくださったら、カルガモかもと言ってくださったのですね。今度はちゃんとスマホではなく、カメラの望遠で撮影してみます。ありがとうございました。