倒木した桃の木の実を全部取って帰ったら、その中にチョウチョのように2つに成長した実が多くありました。これはきっと双胚果が成長したものだと思われます。桃は最初、種が二つあり、成長する間に種が1こになるものが多く、それが正常果として、良い桃になります。しかし、種が二つのまま大きくなるものもあり、変形果(双胚果)になります。そうなると、2つの種それそれが成長し割れやすくなったり、渋みが出たりします。双胚果を作らないためには、摘果のとき、いらない幼果を取ってしまうことです。見分け方は縫合線(割れ目)の両方が5:5だと双胚果になり、6:4なら正常果になるそうだ。今度はその見方で摘果をするようにします。