今日は豊国原の秋祭りでした。しかし、昨年に続き今年もコロナのため神輿の巡行はなく神事のみの祭りでしたが、秋晴れのもと子供代表による奉納相撲が規模を縮小して行われ祭りを感じさせてくれました。
さて、晴美ファームのぶどう収穫も終盤に入ってきました。今日残りの房数を数えたところ、ピオーネとサニードルチェは終わり、赤嶺はあとわずか、クイーンニーナとコトピーは残り30房、シャインマスカットは50房、オリエンタルスターは150房、瀬戸ジャイアンツは600房となりました。瀬戸はまだ沢山有りますが、お客さんに瀬戸の本当の美味しさを味わっていただくため、急いで収穫を終わらせず完熟するまでゆっくり収穫していくことにしました。
新型コロナの感染の拡大で、昨年は出来なかった歌舞伎の公演ですが、今年は早い時期から、粟井春日歌舞伎保存会の皆様が秋には必ず、やろうと話し合っておられました。それは、あまりに歌舞伎をやらない年数が続くと、伝統が繋がらなくなってしまうという危機感のためでした。今年は感染対策を厳重にして、1日だけ、昼からの公演で行おうと計画されていました。行くと受け付けでは体温をはかり、ソーシャルディスタンスをとっての観劇でした。パートナーは着物を着て、三番叟の三味線伴奏をするというので、舞台の中に入っていきました。子どもたちがしっかり踊りを覚えていて、リズムもよくとてもよかったです。後半は「熊谷陣屋」歌舞伎の代表的な演目でした。
今年の青系ぶどうは例年とは違う状況にあります。夏場の長雨ののせいかシャインマスカットは、房の中に小粒で緑色抜けしない粒を含んだり糖度の上がりが遅かったり影響が出ています。また、瀬戸ジャイアンツは平年より糖度の上がりは良いのですが果皮にかすり状の汚れが激しく出ています。折角甘くてジューシーな瀬戸が育ったのに外観が悪ければ商品価値は下がってしまいます。黒大豆の若莢にも似たような汚れができますが黒大豆はウイルスによるもで瀬戸は生理障害が原因だそうです。晴美ファームでも掛け袋の色を変えたり、カルシウムやケイ酸を施用したりいろいろ研究してきましたが解決策はまだ見つかっていません。どなたか瀬戸のかすり症状を抑えられる方法を知っておられたらご教示願います。